誰も使ったことないけど、みんなが見たことあるフォント!SSTフォント

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SSTフォント。あまり聞き慣れない名前かと思います。

実はこのSSTフォントというのは、ソニーが自社用に開発した専用のフォントなんです。
名前は知らなくても、もしかすると知らないうちに広告などでは目にしているかもしれません。

SSTフォントプロジェクト
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/design/works/projects/sst-font/

ソニーがフォント開発で目指したのは、「シャープさを残しながらも可読性の高い書体」でした。
これまでソニーはパッケージなどを中心に「Helvetica(ヘルベチカ)」というフォントを多く使用してきたため、Helveticaの要素を取り除いてしまうと、これまでのソニーのイメージとかけ離れてしまいます。
そのため、Helveticaのシャープで硬質な印象を残しながら、文字を小さくしたときにも視認性や再現性の高いフォントを目指したということです。
たしかに、直線的でシャープなイメージと読みやすさが特徴のフォントだと思います。

また多数の国で商品を展開しているソニーのフォントなので、93ヵ国もの言語に対応しています。
日本の企業のフォントですが、日本語と他国の文字も含めて統一感のあるフォントを開発するとのことで、日本語のみならず様々な国の文字造形に深い理解のある人物が必要でした。
そこでドイツのモノタイプ社でデザイナーとして活躍している、巨匠小林章氏に白羽の矢が立ちました。
欧米圏のフォントデザイナーでは数少ない日本人である小林章氏は、まさに日欧混交多言語フォント開発には適任です。
sonyの担当者も「小林さんしかいない」とはじめから思っていたそうです。

ちなみにフォントのことをわかりやすく解説しておられる、小林章氏のブログはこちら。

タイプディレクターの眼
http://blog.excite.co.jp/t-director/

このフォントPC用には販売はされていないようですが、もったいない!
ぜひとも使ってみたい…!!!

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